先日参加しましたFERCのメンバーによって開かれました多読のWSのレポートを発表します。
このWSは、SSS英語学習法研究会の酒井先生や、その他多読を取り入れて授業を展開されている先生方によるwsでした。
この会には、最近頻繁に耳にする多読にかなり興味を持ち、自分の授業にも取り入れられたらなぁ〜。という思いから参加してみることにしました。
多読によるメリットや、今後の自分の方針について、お知らせしていきたいと思います。
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多読のメリット・方法
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1.目指せ100万語! 語彙力、その他の英語の力を増やすには、とりあえず、英語に触れる。読んで読んで読みまくりましょう!
2.読めなくても読めるようになる。(多読の3原則を守り、無理しない。)
3.多読3原則。(1)辞書を引かない。(2)わからなければ飛ばす。(3)詰まったらやめる。
絶対に守るべき3原則です。要するに無理せず楽しく学んでいく。が基本です。
また、1冊目でわからない単語や言い回しが別の本で出てきた。等の繰り返しによって、自然に学んでいきます!
4.多読を教えるときの3原則。(1)教えない。(2)押し付けない。(3)テストをしない!
こちらも、教える側としては厳しいですが、多読をスムーズにこなしていくために、必要な3原則です。
テストをしない代わりに、感想などを聞いて褒めてあげよう!
大体読めた。などの感想の時には、あまりわかっていないということになるので、レベルがその子には高すぎる。
また、おもしろかった。やつまらなかったという感想は内容は理解できているので、レベルがあっている。ということになる。
5.なぜ絵本がいいのか? 絵本の力は、絵本の中に引き込まれていきながら自らが体験しているかのような錯覚や感覚を覚えながらの学習となり、体得しやすい。
絵を見ながらの単語の理解度は高い。
6.どのように指導を始めるか? (1)まずは自ら100万語目指しましょう!(私も挑戦中です!)(2)読み聞かせからはじめましょう。(3)親御さんを巻き込みましょう!(一人でいくらがんばっても、週1回では多読になりません!)
7.そのためにどんなことをするか? 絵本の読み聞かせ講習会を開いたり、絵本の貸し出しをしてあげたりしてはいかがでしょうか?
その他の詳しい内容は、ここではこれ以上ご報告できませんのでsssのHPにてごらんいただきたいと思います。
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簡単なレベルからそろったlongmanの多読用絵本。
他にもORT(Oxford Reading Tree)など、色々な絵本が紹介されました。
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会場にはたくさんの先生方が!キャンセル待ちも多数されていた程盛況でした!
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ORT を使った授業や、時間配分
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1.ORTとは? Oxford Reading Tree という、Oxford出版の、レベル別にずっと話の続いていく英語絵本です。
レベルは1〜9まであり、音声教材やTeachers Manualもついている優れものです。それぞれ話が一貫して続いていっているところが子供たちの興味を大いに引くようです。
2.原田先生 以前は、分刻みに授業を行い、あらゆることを生徒達に教えようと思ってらっしゃったのですが、今では多読onlyだとか!90分丸まる本読みで過ごされるそうです。
でも、アクティビティーや、小物をを駆使しながらの読み聞かせは、とても楽しそうでしたよ。
3.子供たちの力を信じる 子供たちの力を信じて、とりあえず、読ませる!
これが、秘訣。という感じでした。
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